突発性難聴になり、右耳が全く聞こえなくなりました。障害者手帳、障害年金等は受けられますか?

- 詳しいプロフィール
- 2004年:厚生労働省入省
- 2008年:社労士資格を取得
- 2012年:西宮市の社労士事務所に就職
- 2015年:独立し、中井事務所を設立
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突発性難聴になり、右耳が全く聞こえなくなりました。
まだ左耳が聞こえるため仕事は続けられますが、
障害者手帳、障害年金等は受けられますか?
本回答は2016年5月時点のものです。
右耳が全く聞こえなくなったとのことですので、
障害手当金に該当する可能性が考えられます。
聴覚障害による障害手当金の認定基準
- 一耳の聴力が、耳殻に接しなければ大声による話を解することができない程度に減じたもの
聴覚障害の身体障害者手帳6級の認定基準
- 1側耳の聴力レベルが90デジベル以上、他側耳の聴力レベルが50デジベル以上のもの
身体障害者手帳については、
一耳の聴力が落ちた場合の認定基準は上記6級となりますが、
上記の通り他側耳の聴力レベルも審査の対象となります。
障害年金の申請について
障害の状態によって等級が決まりますが、
提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが
数多くあります。
そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。
また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。
申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、
1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。
慎重にご準備ください。
申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。
社労士への依頼も合わせてご検討ください
上記で申し上げましたように、
障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、
障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」
との指摘が出ているほどです。
より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。
私は元厚生労働省の事務官ですので、
役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。
もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。
疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。
お気軽にお問合せください。
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。
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平日9:00~18:00
このQ&Aの回答者
- 2004年:厚生労働省入省
- 2008年:社労士資格を取得
- 2012年:西宮市の社労士事務所に就職
- 2015年:独立し、中井事務所を設立
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