障害年金2級に通った場合、 今の仕事は辞めないといけませんか?

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障害年金2級に通った場合、 今の仕事は辞めないといけませんか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

うつ病と広汎性発達障害なんですが、

うつ病は治ることはあっても発達障害は一生治らないと言われました。

今現在パートでも働けてる場合、 障害年金2級の申請は通りにくいですか?

通った場合、 今の仕事は辞めないといけませんか?

それと、通った場合でも、 毎年病状を申告して、更新しないとダメなんでしょうか?

本回答は2018年3月時点のものです。

 

働いていては障害年金2級が通りにくいとは限りません。

精神障害で働いている場合は、以下のように判断されます。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

発達障害とうつ病が併存しているときは、

諸症状を総合的に判断して認定されます。

 

うつ病の認定基準は、以下の通りです。

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

発達障害の認定基準は、以下の通りです。

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

障害年金の認定が得られても、今の仕事を辞める必要はありません。

また、認定が得られた場合、原則として1〜5年の有期認定となるため、

更新の手続きが必要となります。

更新の期間は個々で異なり、毎年手続きが必要な場合もあります。

 

更新の際は、障害状態確認届(現況診断書)が事前に送付されますので、

医師に作成していただき、手続きを行いましょう。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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