人工関節となり健康に見える状態でも障害年金3級がもらえるのですか?

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人工関節となり健康に見える状態でも障害年金3級がもらえるのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日: 最終更新日:

私は長年左足の変形性股関節症を患っており、先月人工関節となりました。

それまでの痛みがなくなり、普通に歩けるようになり、もっと早く手術をしてもよかったのではと思いました。

はたから見ると至って健康に見えると思うのですが、この状態でも障害年金3級がもらえるのですか?

人工関節をそう入置換したものについては障害年金3級に相当します。

痛みもなく普通に歩ける状態であっても3級に相当します。

ただし、これは「障害の程度が3級に該当する」という主旨ですので、障害年金を受給するためには、その他の初診日要件や保険料納付要件を満たさなければなりません。

まずはこれらの要件について確認しましょう。

初診日要件について

障害年金には、「障害基礎年金」と「障害厚生年金」があります。

種類 対象となる人
障害基礎年金 「初診日」に国民年金に加入していた人
障害厚生年金 「初診日」が厚生年金保険加入中にある人

※「初診日」とは、「病気やけがについて初めて医師の診療を受けた日」を指します

自営業者、フリーランス、専業主婦、無職の方は、障害基礎年金の対象となります。

特に3級は厚生年金にしかない等級ですので、初診日の時点でご自身で厚生年金に加入していない場合は、3級を受給することはできません。

次に保険料納付要件について確認します。

保険料納付要件とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

※ただし、20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、納付要件はありません。

このふたつの要件を満たしていれば、障害年金を請求することができ、障害の状態が基準に該当しているかどうか、審査を受けることができます。

審査の結果、基準に該当すると判断されれば、障害年金を受給することができます。

本事案の場合

人工関節置換術を受けられている場合は、原則として、障害年金3級に相当します。

障害年金3級について

3級は、障害厚生年金にしかない等級です。

障害基礎年金の請求となるか、障害厚生年金の請求となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

初診日の時点で厚生年金に加入している場合は、障害厚生年金の請求が可能となり、3級の認定を得ることができます。

しかし、初診日の時点で国民年金に加入している場合は、障害基礎年金の請求になるため、3級相当では障害年金を受給することができません。

本事案では、初診日に厚生年金に加入していたか否かが大きなポイントとなるでしょう。

障害年金を受給するために

障害年金の申請は、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

「事務手数料の2万円を支払うのが惜しくて、とりあえず自分でやってみたけど不支給だった。なんとかしてください」というご相談をいただくケースがあります。

当然その時点からできる限りのサポートをさせていただくのですが、事後重症請求の方の場合、1か月請求が遅くなれば、障害基礎年金2級なら毎月約6万5千円ずつ捨てていくことになります。

最初にかかる2万円の事務手数料を惜しんだばかりに、障害年金の受け取りが数か月遅くなっては本末転倒です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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