線維筋痛症と診断され、将来が不安です。障害年金がもらえるのでしょうか?

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線維筋痛症と診断され、将来が不安です。障害年金がもらえるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は20歳のころから体のあちこちが痛くなり、病院で検査をしても原因が分かりませんでしたが、最近になり線維筋痛症と診断されました。

当時は大学生で、はじめの頃はアルバイトができましたが、症状の悪化が進み、現在は学校も休学することとなりました。

現在24歳で、大学を卒業できるかわからず、その後も就職ができるかわからないのでとても不安です。

この病気は一生治らない可能性もあるらしく、経済面が不安です。

家族から障害年金を提案されたのですが、私は障害年金がもらえるのでしょうか?

本回答は2020年8月現在のものです。

 

線維筋痛症は障害年金の支給対象となっています。

初めて病院を受診した日(初診日)が明確で、その時点で国民年金保険料の未納がなく、現在の症状が認定基準に当てはまる程度であれば、障害年金を受給することが可能でしょう。

 

ご質問者様の場合、20歳の頃に体の痛みのため病院で検査を受けたとのことですので、最初に病院を受診した日が「初診日」になる可能性が考えられます。

「初診日」の時点で、次の保険料納付要件を満たしているか確認しましょう。

保険料納付要件とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

 

そして、現在の状態について診断書を作成してもらい申請し、審査の結果、次の認定基準2級以上に該当する程度と判断された場合、障害基礎年金の認定が得られます。

 

線維筋痛症の認定基準について

【1級】

  • 日常生活の用を弁することを不能ならしめる程度のもの、たとえば、全身の激しい痛みがひどく、食事、排泄など日常生活動作のすべてにおいて介助が必要となっており、常時車椅子を使用しているもの。また、繊維筋痛症の重症度分類試案ではステージ4もしくは5の評価であるもの。

【2級】

  • 日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの、たとえば、全身に痛みが広がり、激しい痛みが持続しているため、日常生活動作のほとんどが一人でできてもやや不自由、又は一人でできるが非常に不自由で、日常生活に著しい支障が生じ、就労は全くできないもの。また、繊維筋痛症の重症度分類試案ではステージ3の評価であるもの。

【3級】

  • 労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のもの、たとえば、腰や肩、一下肢に激しい痛みが出現しており、日常生活動作のほとんどが一人でできてもやや不自由な場合となっているもの。また、繊維筋痛症の重症度分類試案ではステージ2の評価であるもの。

 

線維筋痛症の重症度分類試案(厚生労働省研究班)

繊維筋痛症は、「線維筋痛症の重症度分類試案〈厚生労働省研究班)」により、

ステージ1からステージ5に分類されています。

  • ステージ1…米国リウマチ学会診断基準の18力所の圧痛点のうち11力所以上で痛みがあるが、日常生活に聾大な影響を及ぼさない。
  • ステージ2…手足の指など末端部に痛みが広がり、不眠、不安感、うつ状態が続く。日常生活が困難。
  • ステージ3…激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難。
  • ステージ4…痛みのため自力で体を動かせず、ほとんど寝たきりの状態に陥る。自分の体重による痛みで、長時間同じ姿勢で寝たり座ったりできない。
  • ステージ5…激しい全身の痛みとともに、膀胱や直腸の障害、口の渇き、自の乾燥、尿路感染など全身に症状が出る。普通の日常生活は不可能。

 

ご質問内容からは、具体的な痛みの状態や日常生活状況が分かりかねるため、2級以上に該当するかの判断は致しかねますが、学校も休学され、就職ができるかわからないとのことですので、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

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障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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