現在老齢厚生年金を受給しておりますが、糖尿病で障害厚生年金3級を受給することは可能でしょうか。

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現在老齢厚生年金を受給しておりますが、糖尿病で障害厚生年金3級を受給することは可能でしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は40歳の時から糖尿病の治療を続けています。

当時は夫の厚生年金の扶養に入っていました。

最近になり障害厚生年金3級がもらえることを知りました。

現在62歳で、少額ですが老齢厚生年金を受給しております。

このような状況で障害厚生年金3級をいただくことはできるでしょうか。

ご質問者様の場合、障害厚生年金3級を受給することは難しいでしょう。

障害厚生年金は、初診日の時点でご自身が厚生年金に加入している場合、請求が可能となります。

ご質問者様のように、初診日の時点で夫の扶養(第3号被保険者)であった場合は、障害基礎年金の請求になるため、障害の状態が1級もしくは2級に該当する場合は受給が可能ですが、3級では受給ができません。

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

※初診日とは…障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

※症状の重さによって等級が分けられています。

※3級が最も症状が軽く、2級、1級になるにつれて症状が重く、また受給額も多くなります。

 

糖尿病の認定基準

糖尿病については、必要なインスリン治療を行ってもなお血糖のコントロールが困難なもので、以下のすべてを満たすものについて、3級に認定されます。

  • 90日以上のインスリン治療を行っている
  • Cペプチド値、重症低血糖、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群のいずれかが一定の程度
  • 日常生活の制限が一定の程度

※症状、検査成績及び具体的な日常生活状況等によっては、さらに上位等級に認定される可能性は考えられます。

 

上記のように、糖尿病については3級の認定基準しか設けられていません。

1級および2級の具体的な認定基準はなく、症状や検査成績等が3級の状態よりも悪化している場合は、さらに上位等級に認定する、とされています。

ご質問者様の状態が、上記の認定基準より悪化している場合は、障害基礎年金の受給の可能性が考えられます。

 

なお、現在は特別支給の老齢厚生年金を受給していることが拝察されます。

障害の状態が3級に相当する場合は、障害者特例が適用される可能性が考えられます。

特別支給の老齢厚生年金の障害者特例について

特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始を、報酬比例部分の支給開始と同じにするというのが、障害者特例です。

障害者特例を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

  1. 昭和36年4月1日以前生まれの男性、または昭和41年4月1日以前生まれの女性
  2. 過去に12カ月以上厚生年金に加入
  3. 現在は厚生年金に加入していない
  4. 年金保険料の納付月数と免除月数の合算月数が300月以上
  5. 障害等級3級以上に該当
  6. 障害者特例の老齢厚生年金を請求

 

この障害者特例の適用を受けるためには、診断書等が必要です。

上記ご参考の上、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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