糖尿病とうつ病のどちらで障害年金を申請したらよいのでしょうか。

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糖尿病とうつ病のどちらで障害年金を申請したらよいのでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日: 最終更新日:

私は30歳の時に初めて1型糖尿病と診断されました。

当時は会社に勤めていたのですが、営業職ということもあり続けられず退職となりました。

それから血糖コントロールがうまくいかず、精神状態が悪化し、2年前からうつ病と診断されています。

最初は内科の先生に睡眠薬などをいただいていたのですが、症状が悪化してきたので先月から心療内科に通っています。

現在40歳で無職なので障害年金を申請したいと考えています。

私の場合、糖尿病で申請をしたらよいのでしょうか、それともうつ病で申請をしたらよいのでしょうか。

もしうつ病で申請をするとしたら、初診日は心療内科を受診した日になるのでしょうか。

では、糖尿病、うつ病、それぞれどのような状態なら障害年金を受給できるか、確認しましょう。

どのような状態なら障害年金を受給できるか

障害年金では、ケガや病気の程度に応じて等級が設定されています。

▼障害基礎年金
1級と2級

▼障害厚生年金
1級、2級、3級

障害が重い順に、1級、2級、3級となります。

糖尿病の認定基準

糖尿病については、必要なインスリン治療を行ってもなお血糖のコントロールが困難なもので、以下のすべてを満たすものについて、3級に認定されます。

  • 90日以上のインスリン治療を行っている
  • Cペプチド値、重症低血糖、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群のいずれかが一定の程度
  • 日常生活の制限が一定の程度

※症状、検査成績及び具体的な日常生活状況等によっては、さらに上位等級に認定される可能性は考えられます。

うつ病の認定基準

障害の等級

障害の状態

1級

高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの

2級

気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの

3級

※障害厚生年金のみ

気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

本事案の場合

糖尿病の初診日には「当時は会社に勤めていたのですが」とのことですので、厚生年金に加入されていた場合は、糖尿病について3級以上に該当すると判断されれば認定を得ることができます。

一方、退職後にうつ病について受診をし、初診日時点で国民年金の被保険者であった場合は、うつ病について2級以上に該当すると判断されれば認定を得ることができます。

本事案の場合、糖尿病とうつ病と複数の傷病があります。

2つ以上の異なる病気やケガによる障害がある場合に、それらを合算してより重い等級として認定される場合があります。

これを障害年金の「併合認定」といいます。

うつ病と糖尿病については双方ともに2級と認定された場合は、1級に認定されます。

上記ご参考のうえ、うつ病、糖尿病両方ともについて請求するのか、それともいずれか一方で請求するのかをご検討されてはいかがでしょうか。

障害年金を受給するために

障害年金の審査は、「しんどい」、「お金に困っている」、「悲しい」等ではなく、あくまで認定基準に該当しているか否かを審査されます。

そのため、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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