障害基礎年金の審査請求をしても不支給の結果が覆ることは難しいでしょうか?

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障害基礎年金の審査請求をしても不支給の結果が覆ることは難しいでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の父は視覚障害で身体障害者手帳1級です。

去年障害基礎年金の申請をしたところ、不支給でした。

理由は、初診日において保険料の納付要件を満たしていないためでした。

本当の初診日は中学生の頃なのですが、カルテがなく証明ができなくて、

次の病院の初診の時は、自営業を始めたころのお金のない時だったので、

保険料を納めていませんでした。

審査請求をしても結果が覆ることは難しいでしょうか?

本回答は2020年1月現在のものです。

 

ご質問内容から、本来の初診日である中学生の頃は、初診日と認定されず、

次の病院の初診が初診日と認定されたことが拝察されます。

その時点で保険料の納付要件を満たしていなかった場合は、

審査請求をしても結果が覆る可能性は低いでしょう。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

初診日が20歳前にあることが証明できれば保険料納付要件は問われないため、

中学生の頃の初診日を証明することができれば、審査請求で覆る可能性が考えられます。

 

時期が古くカルテがない場合でも、初診日を合理的に推定できるような一定の書類により、

本人が申し立てた日を初診日と認められる場合があります。

 

具体的に、次の場合には、審査の上、本人の申し立てた初診日が認められます。

  1. 初診日について第三者(隣人、友人、民生委員など)が証明する書類があり、他にも参考資料が提出された場合
  2. 初診日が一定の期間にあることを示す参考資料が提出され、保険料納付要件など一定の条件を満たしている場合

※第三者(三親等以内の親族は認められません)による確認項目は、以下の通りです。

  • 発症から初診日までの症状の経過
  • 初診日頃における日常生活上の支障度合い
  • 医療機関の受診契機
  • 医師からの療養の指示など受診時の状況
  • 初診日頃の受診状況を知り得た状況 など

 

お薬手帳や日付の入った診察券、学校の記録等があれば、

初診日を証明するのに参考となる書類となる可能性があります。

 

諦めずに、いま一度参考資料を探してみてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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