本回答は2015年8月時点のものです。
身体障害者手帳においては、内臓移植を行ったものは、
移植後抗免疫療法を継続実施している間は1級として認定するとされています。
一方、障害年金については、そのような取扱いとなっておりません。
腎臓や肝臓の移植手術を受けたものについては、
術後の症状、治療経過、検査成績及び予後等を十分に考慮して総合的に認定されます。
心臓移植を受けたものについては、
術後は1級と認定されますが、1~2年程度経過観察したうえで症状が安定しているときは、
臨床症状、検査成績、一般状態を勘案し、障害等級を再認定されます。
つまり、移植手術により術後安定し、検査成績等が改善した場合は支給されないこともあります。
ご質問内容からは、移植した内臓、現在の検査成績、一般状態等はわかりかねますので、
受給については判断しかねまが、
上記を参考に障害年金の請求を検討しましょう。
障害年金の申請について
障害の状態によって等級が決まりますが、
提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが
数多くあります。
そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。
また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。
申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、
1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。
慎重にご準備ください。
申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。
社労士への依頼も合わせてご検討ください
上記で申し上げましたように、
障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、
障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」
との指摘が出ているほどです。
より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。
私は元厚生労働省の事務官ですので、
役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。
もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。
疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。