統合失調症で体調の良い時に申請をしたら、不支給になってしまいますか?

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統合失調症で体調の良い時に申請をしたら、不支給になってしまいますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は18歳頃から統合失調症を発病しました。

最初に処方されていた薬は数えきれないくらいありましたが、

現在は落ち着いていて、正社員として就職して3か月目です。

しかしまたいつ被害妄想や幻聴の症状が現れるかわかりません。

また無職になった時のために、今から障害年金を申請しておきたいのですが、

体調の良い時に申請をしたら、不支給になってしまいますか?

しかし、悪化したときに申請ができるかわかりません。

本回答は2018年2月時点のものです。

 

体調の良い時に障害年金の申請をしたら不支給になるとは限りません。

症状に変動があるのは、統合失調症の特徴でもあります。

 

統合失調症の認定について

統合失調症は、罹患後数年ないし十数年の経過中に症状の好転を見ることもあり、

また、その反面急激に増悪し、その状態を持続することもある。

したがって、統合失調症として認定を行うものに対しては、

発病時からの療養及び症状の経過を十分考慮するものとされています。

 

統合失調症の認定基準

  • 1級…高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの 
  • 3級…残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの

 

障害年金の審査は、診断書等の申請書類のみで行われるため、

体調の良い時だけのことを記載しては、認定を得ることは難しくなります。

体調の良い時だけではなく、発病時からの状況や症状の変動状況、

陰性症状の有無や予後の見通しなどを診断書に記載していただけるよう、

主治医としっかりコミュニケーションをとっておきましょう。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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