自閉症スペクトラムと気分変調症のどちらで障害年金を申請した方が通りやすいですか?

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自閉症スペクトラムと気分変調症のどちらで障害年金を申請した方が通りやすいですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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私は自閉症スペクトラムと気分変調症の2つの診断を受けています。

自閉症スペクトラムは小学生の時が初診日で、気分変調症は25歳の時が初診日です。

25歳の時は父の厚生年金に入っていました。

この場合、どちらの障害で障害年金を申請した方が通りやすいですか?

自閉症スペクトラムと気分変調症は、どちらも精神の障害ですので、別々に申請するのではなく、ひとつの傷病として申請します。

そのため、初診日は小学生の時になり、20歳前傷病の障害基礎年金の申請になります。

 

20歳前傷病の障害基礎年金とは

先天性の病気などにより20歳前から障害があり、初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。

等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。

※初診日とは、出生直後に、あるいは乳幼児期の健康診断(6ヶ月〜3歳時健診)、または養護学校、更生相談所等の各種検査のいずれかにおいて、医師または歯科医師の診断により、20歳までに障害が確認されている場合や、療育手帳等が交付されている場合を含みます。

 

自閉症スペクトラムなどの発達障害と気分変調症などの気分障害が併存しているときは、諸症状を総合的に判断して認定されます。

発達障害については、たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

また、気分障害は、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものであるため、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮し認定されます。

 

それぞれの認定基準は次の通りです。

参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

気分変調症の認定基準

気分変調症の各等級に該当する障害の状態は以下の通りです。

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

(本回答は2021年11月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
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