引っ越しをすると、会社に障害基礎年金を受給していることが伝わってしまいますか?

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引っ越しをすると、会社に障害基礎年金を受給していることが伝わってしまいますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は発達障害と双極性障害のため障害基礎年金2級をいただいています。

このたび障害者雇用で就職が決まり、隣の県に引っ越そうと思っています。

引っ越しをすると、会社に障害基礎年金を受給していることが伝わってしまいますか?

また引っ越しをすることで就労状況が年金機構に伝わり、

障害年金が取消しにされてしまうことはないでしょうか?

本回答は2019年5月現在のものです。

 

引っ越しをすると会社に障害基礎年金を受給していることが伝わる、ということはありません。

また、引っ越しをすることで就労状況が年金機構に伝わり、

障害年金が取り消されるということもありません。

 

会社に障害年金を受けていることを申告する必要はありません。

また障害年金の支給を受けていることは、ご本人以外調べることもできませんので、

ご自身で話さない限り、会社の方に知られることはないでしょう。

 

就労状況について年金機構は、厚生年金に加入することで就労していることがわかります。

しかし就労していることが分かっても、すぐに障害年金を停止することはありません。

 

障害年金は、原則として次の更新まで支給されます。

更新の際に改めて障害の状態について審査され、

等級に該当すると判断された場合は、引き続き支給されますが、

現在の等級に該当しないと判断された場合は、減額改定もしくは支給停止となります。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

双極性障害の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

また就労している場合、日常生活能力について以下のように判断されます。

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

更新の際は、上記について参考にしていただけると幸いです。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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