失業保険の申請をすると、働ける状態とみなされて障害年金の等級が下がることがあるのでしょうか?

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失業保険の申請をすると、働ける状態とみなされて障害年金の等級が下がることがあるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私はうつ病のため休職していたのですが、復職できず、会社の規定により解雇になりました。

もうすぐ傷病手当金も終わるので、障害年金の申請をしようと思います。

失業保険の申請もしようと思うのですが、そうすると働ける状態とみなされて、障害年金の等級が下がることがあるのでしょうか?

もしそうなら、申請の手続きをずらしたほうがいいでしょうか?

どちらを先に申請した方がいいとか順番はありますか?

 

本回答は2020年4月現在のものです。

 

障害年金の審査において、失業保険を申請していることは考慮されません。

そのため、同時に手続きを行ったとしても、そのことで障害年金の等級が下がることはありません。

 

また、障害年金と失業保険(雇用保険の基本手当)は、併給調整は受けません。

双方の手続きを同時に行ったとしても、双方満額を受けることができますので、わざわざずらして手続きをする必要はないでしょう。

 

うつ病は障害年金の支給対象となっています。

まもなく傷病手当金が終了するとのことですので、下記の認定基準を参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

なお、障害年金と傷病手当金の受給期間が重なっている場合は、併給調整を受けることになりますので、ご注意ください。

 

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

障害厚生年金と傷病手当金の併給調整について

同一傷病について、障害厚生年金を受給している期間と傷病手当金を受給している期間が重なっている場合、傷病手当金について減額調整されます。

  • 傷病手当金>障害厚生年金の場合、傷病手当金は差額分が支給されます。
  • 傷病手当金<障害厚生年金の場合、傷病手当金は支給されません。

※別傷病の場合は調整されません。また障害基礎年金のみの場合も調整は行われません。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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