就職、起業ともにうまくいかず自己破産しました。障害年金はアスペルガーでも対象となりますか?

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就職、起業ともにうまくいかず自己破産しました。障害年金はアスペルガーでも対象となりますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

アスペルガー症候群なんですが、

これまで何度も仕事で躓いてきました。

正社員で就職しても必ず上司から嫌われ、同僚から疎まれてしまいます。

企業に勤めてもうまくいかないので、

自分で起業しましたが、

こちらは知人に騙され倒産してしまいました。

果てはギャンブルにのめり込み、借金をして自己破産となりました。

障害年金の申請をしたいのですが、アスペルガーでも対象となりますか?

本回答は2015年12月時点のものです。

 

アスペルガー症候群も障害年金の対象となっております。

 

アスペルガー症候群については、社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

ご質問内容からは日常生活能力の詳細については分かりかねますが、

会社での就労、起業ともに不調な状態であるとのことですので、

  • 2級…社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの
  • 3級…社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの 

のいずれかに該当する可能性が考えられます。


障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。
申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、
1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。
 


社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、
障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、
障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」
との指摘が出ているほどです。

より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、
役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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