アスペルガー症候群だったら障害年金2級がもらえるのですか?

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アスペルガー症候群だったら障害年金2級がもらえるのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

知人がアスペルガー症候群で、障害年金2級を受給しています。

障害者雇用枠で働いてます。

年金もらいながら働けて、うらやましい限りです。

アスペルガー症候群だったら障害年金2級がもらえるのですか?

これはずっと継続してもらえるのですか?

本回答は2018年1月時点のものです。

 

アスペルガー症候群だったら障害年金2級がもらえる、ということではありません。

また、障害年金は原則として1〜5年の有期認定です。

そのため、ずっと継続してもらえるとは限りません。

 

障害年金は、障害の程度について審査され、等級が認定されます。

同じ障害でも、程度によって等級は違います。

また、精神障害の場合、そのほとんどは有期認定のため、

一定の年数ごとに診断書を提出し、再度障害の程度について審査を受けます。

その際に、障害の程度が等級に該当している場合は、

引き続き障害年金を受給することができますが、

障害が軽快し、等級に該当しないと判断された場合は、

減額改定もしくは支給停止となります。

 

アスペルガー症候群の認定基準を一部例示すると、以下の通りです。

アスペルガー症候群の認定基準

  • 1級…社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの
  • 3級…社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

なお、精神障害で就労している場合の日常生活能力については、

以下のように判断されます。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

ご質問内容からは、知人の方の日常生活状況等がわかりかねますが、

上記の基準に該当していると判断されている間は、

継続して障害年金を受給することが可能となります。

 

障害年金の更新について

実際の状態に変化はないにもかかわらず、

更新時の診断書提出により金額を減らされる、支給停止となることが、

見受けられます。

等級を維持することができるかどうかについての判断には専門知識が必要となります。

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

更新時に支給停止となった場合、審査請求、再審査請求をすることができますが、

1度目に支給停止になると再審査請求で決定が覆るのは14.7%となっています。

慎重に書類をご準備ください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに等級を維持するために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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