初診日の医師が死亡しているときは、障害年金の請求はできないでしょうか?

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初診日の医師が死亡しているときは、障害年金の請求はできないでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は15年前の17歳の時に初めて心療内科に行き、

その時は適応障害と診断されていました。

今は別の病院で双極性障害と診断されています。

障害年金の申請では初診日が証明できないと申請できないと聞いたのですが、

初診日の医師が死亡しているときは、診断書が書いてもらえないので、

請求はできないでしょうか?

本回答は2019年4月現在のものです。

 

障害年金の申請では初診日が証明が必要となります。

しかし、初診日の時の医師が死亡している場合でも、

医療機関にカルテが残っていれば、

カルテを引き継いだ別の医師に書類をお願いすることができるため、

初診日を証明できる可能性が考えられます。

 

また、カルテがない場合であっても、

初診日を合理的に推定できるような一定の書類により、

本人が申し立てた日を初診日と認めることができる場合があります。

 

具体的に、次の場合には、審査の上、本人の申し立てた初診日が認められます。

  1. 初診日について第三者(隣人、友人、民生委員など)が証明する書類があり、他にも参考資料が提出された場合
  2. 初診日が一定の期間にあることを示す参考資料が提出され、保険料納付要件など一定の条件を満たしている場合

※第三者(三親等以内の親族は認められません)による確認項目は、以下の通りです。

  • 発症から初診日までの症状の経過
  • 初診日頃における日常生活上の支障度合い
  • 医療機関の受診契機
  • 医師からの療養の指示など受診時の状況
  • 初診日頃の受診状況を知り得た状況 など

 

初診日は、請求人が参考資料等によりできる限り証明をし、

保険者が認定するものとなっています。

 

ご質問内容からは詳細が分かりかねますが、

まだカルテが残っているのであれば、

カルテに基づいて初診日の証明(受診状況等証明書)を作成していただきましょう。

 

適応障害などの神経症にあっては、原則として認定の対象となりませんが、

双極性障害は認定の対象となっています。

下記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

双極性障害の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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