ADHDは小さいころからの障害ということなので、障害年金のさかのぼりの申請ができるのでしょうか?

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ADHDは小さいころからの障害ということなので、障害年金のさかのぼりの申請ができるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は現在25歳です。

22歳から会社員で働いていますが、要領が悪く人間関係もうまくできず、

24歳の時に初めて精神科に行きました。

医師からはうつ病とADHDがあると診断されました。

会社は休職していましたが、復職できず退職しました。

あと半年ほどで障害年金の申請ができると言われたのですが、

ADHDは小さいころからの障害ということなので、

さかのぼりの申請ができるのでしょうか?

本回答は2018年9月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、

さかのぼりの申請ではなく、通常の障害認定日請求になることが考えられます。

 

障害年金において、過去にさかのぼって請求することを、遡及請求といいます。

遡及請求とは

遡及請求とは、障害認定日に障害等級に該当しているが、

知らなかったなどの理由で、障害認定日から1年以上経過して請求するものです。

障害認定日から3か月以内の診断書を取得することができれば、

遡及請求を行うことができます。

 

障害認定日請求とは

初診日から1年6ヶ月経過した日、又は、

それ以前に傷病が治癒した日である障害認定日時点での診断書を取得し、

請求することを障害認定日請求といいます。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

ADHDなどの発達障害は、通常低年齢で発症する疾患ですが、

知的障害を伴わない者が発達障害の症状により、

初めて受診した日が20歳以降であった場合は、その受診日を初診日とします。

初診日から1年6か月を経過した日が障害認定日になるため、

その時点で障害年金の申請をする場合は、障害認定日請求になります。

 

ご質問者様の場合、

初診日は24歳の時で、あと半年ほどで障害認定日が到来するとのことですので、

半年後に障害認定日請求を行うことができます。

 

発達障害の認定基準は、以下の通りですので、

参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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