扶養に入っていた場合、3級では障害年金はもらえないのですか?

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扶養に入っていた場合、3級では障害年金はもらえないのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日: 最終更新日:

15年ほどうつ病で通院しています。

何度かパートに出ようとしましたが、状態が悪くなり1週間ほどで辞めてしまいました。

年金は夫の扶養に入っていましたが、パートにも出られず、家事も体調によってできないことがあり、離婚することになりました。

障害年金の申請をすすめられていますが、これは夫の年金の一部をもらうという形になるのでしょうか?

扶養に入っていた場合、3級では障害年金はもらえないのですか?

障害年金には、「障害基礎年金」と「障害厚生年金」があります。

種類 対象となる人
障害基礎年金 「初診日」に国民年金に加入していた人
障害厚生年金 「初診日」が厚生年金保険加入中にある人

※「初診日」とは、「病気やけがについて初めて医師の診療を受けた日」を指します

自営業者、フリーランス、専業主婦、無職の方は、障害基礎年金の対象となります。

初診日時点で扶養に入っていた場合、国民年金の被保険者となりますので、障害基礎年金の請求となります。

障害基礎年金と障害厚生年金の等級について

障害年金では、ケガや病気の程度に応じて等級が設定されています。

▼障害基礎年金
1級と2級

▼障害厚生年金
1級、2級、3級

障害が重い順に、1級、2級、3級となります。

本事案の場合

上記の通り、3級は障害厚生年金にしかない等級です。

障害基礎年金の請求となるか、障害厚生年金の請求となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

初診日の時点で厚生年金に加入している場合は、障害厚生年金の請求が可能となり、3級の認定を得ることができます。

しかし、初診日の時点で国民年金に加入している場合は、障害基礎年金の請求になるため、3級相当では障害年金を受給することができません。

初診日に配偶者の社会保険の扶養に入っていた場合は、3級では障害年金は支給されません。

2級以上に該当すれば、障害基礎年金を受給することができます。

どのような状態なら障害基礎年金を受給できるか確認しましょう。

どのような状態なら障害基礎年金を受給できるか。

1級、2級の状態は、以下の通りとなっています。

障害年金の等級 障害の状態
2級 日常生活に著しい制限があるもの
1級 他人の介助がなければほとんど自分の用事を済ませることができないもの

障害年金を受給するために

障害年金の審査は、「しんどい」、「お金に困っている」、「悲しい」等ではなく、あくまで認定基準に該当しているか否かを審査されます。

そのため、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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