ADHDで障害厚生年金が不支給だったので、審査請求ではどのように書けば3級が認定されるでしょうか。

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ADHDで障害厚生年金が不支給だったので、審査請求ではどのように書けば3級が認定されるでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私はADHDを患っており、精神保健福祉手帳3級を取得しています。

半年前に障害厚生年金の申請をしたのですが、一般職員で働いているため3級にも該当しないため不支給となりました。

診断書には、簡単な仕事のみ担当、残業は免除になっていると書いてもらってますし、ガイドラインの障害等級の目安でも2級又は3級になるのに、3級にも該当しないという理由には納得できません。

審査請求をしようと思うのですが、どのように書けば3級が認定されるでしょうか。

障害年金の審査請求では、「このように書けば3級が認定される」というものはありません。

審査請求とは、最初の決定に不服があるため、再度審査を請求するものです。

不服申立て(審査請求、再審査請求の総称をいいます)とは

決定に不服があるときは、その決定があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内に、文書または口頭で審査請求をすることができます。

審査請求の決定に対してさらに不服があるときは、決定書の謄本が送付された日の翌日から起算して2か月以内に、再審査請求をすることができます。

 

審査請求書には、どのような決定をしてほしいのか、なぜ原請求の決定を変更してほしいのか、その理由は「困っているから」等ではなく、ご自身の障害の状態を障害年金の認定基準に照らして、どのような点から障害等級に該当するのかについて、論理的に記載する必要があります。

書き方に決まりはなく、また、長文であればいいというものでもありません。短い文章でも結果が覆るケースもあります。

 

不服申立てをすれば必ず結果が覆る、というものではなく、過去のデータからはむしろ覆る可能性の方が低くなっていますが、絶対覆らない、ということもありません。

最初の診断書には、簡単な仕事のみ担当、残業は免除になっていると書いてもらい、ガイドラインの障害等級の目安でも2級又は3級になるとのことですので、その旨を記載しても良いでしょう。

 

発達障害の認定基準は次の通りですので、参考にしていただき、審査請求書を作成されてはいかがでしょうか。

発達障害の認定について

発達障害については、たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

(本回答は2022年4月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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