先日ADHDと診断されました。正社員で働いていますが、障害年金を申請してもいいのですか?

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

先日ADHDと診断されました。正社員で働いていますが、障害年金を申請してもいいのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

先日テレビでADHDの特集を見ていて、

忘れっぽいことや思いついたまますぐに行動してしまうなど、

ほとんどの症状が自分に当てはまったので、

自分も大人のADHDだと思い、初めて心療内科を受診しました。

やはりADHDと診断されました。

ネットでは障害年金の支給対象ともなっていました。

今私は正社員で働いています。一応役職にもついていますが、

障害年金を申請してもいいのですか?

 

本回答は2018年1月時点のものです。

 

障害年金は、支給要件を満たしているのであれば、申請は可能です。

働いていても申請をすることができます。

 

障害年金は働いていては申請できない?

障害年金は、働いていては申請できない、ということはありません。

日常生活能力等を判断した結果、障害の状態が障害等級に該当すると認定されれば、

障害年金を受給することができます。

 

障害年金は、障害認定日が到来すれば申請が可能となります。

障害認定日を特定するためには、まず初診日を特定する必要があります。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

障害認定日の時点で、下記の認定基準に該当すると判断された場合、

障害年金が支給されます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害の認定基準は、

以下の通りです。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

障害認定日の到来を待って、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

06-6429-6666

平日9:00~18:00