てんかんで障害基礎年金が不支給でした。症状が変わらなければ、一生障害年金はもらえないでしょうか。

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てんかんで障害基礎年金が不支給でした。症状が変わらなければ、一生障害年金はもらえないでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日: 最終更新日:

私は小学生の時からてんかんと診断されていました。

治療の効果で発作の頻度は抑えられているのですが、それでも1〜2か月に1回は発作が起こります。

そのため労働時間や通勤範囲も限られ、正直一人で食べるのがやっとです。

今年障害基礎年金を申請しましたが、1級2級に該当しないとのことで、不支給決定通知書が届きました。

てんかんの症状が変わらなければ、一生障害年金はもらえないでしょうか。

一度不支給となったとしても、今後状態が悪化した場合は、「事後重症請求」が可能です。

事後重症請求とは

傷病により障害の状態にあるものが、障害認定日において障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

これを事後重症請求といいます。

事後重症請求で障害年金の認定を得ることができた場合、請求日の属する月の翌月分から受給することができます。

では、どのような状態ならてんかんで障害年金を受給できるか、確認しましょう。

どのような状態ならてんかんで障害年金を受給できるか

障害年金では、ケガや病気の程度に応じて等級が設定されています。

▼障害基礎年金
1級と2級

障害が重い順に、1級、2級となります。

てんかんの認定基準

以下、てんかんの認定基準となっております。

障害が軽い順に、3級、2級、1級となります。

3級

以下の基準1または基準2のいずれかを満たすこと。

<基準1>

◎発作の重症度(程度)

・意識障害があり、状況にそぐわない行為を示す発作

または

・意識障害の有る無しに関わらず、転倒する発作

◎発作の頻度

・年2回未満

◎発作がないときの日常生活の状況

・労働が制限を受けるもの

<基準2>

◎発作の重症度(程度)

・意識を失い、行為が途絶えるが、倒れない発作

または

・意識障害は無いが、随意運動を損なう発作

◎発作の頻度

・月に1回未満

◎発作がないときの日常生活の状況

・労働が制限を受けるもの

2級

以下の基準1または基準2のいずれかを満たすこと。

<基準1>

◎発作の重症度(程度)

3級の基準1と同じ

◎発作の頻度

年2回以上

◎発作がないときの日常生活の状況

・日常生活が著しく制限を受けるもの

<基準2>

◎発作の重症度(程度)

3級の基準2と同じ

◎発作の頻度

・月に1回以上

◎発作がないときの日常生活の状況

・日常生活が著しく制限を受けるもの

1級

◎発作の重症度(程度)

2級、3級の基準1と同じ

◎発作の頻度

・2級の基準2と同じ

◎発作がないときの日常生活の状況

常に介護を必要とする。

本事案の場合

本事案の場合、障害基礎年金の請求となりますので、上記2級以上に該当すれば障害年金を受給することができます。

このまま症状が全く変わらなければ、一生受給できない可能性も考えられます。

今後は上記認定基準を参考のうえ、障害の状態の変化に注意しながら事後重症請求をご検討されてはいかがでしょうか。

なお、精神障害以外の別傷病で、障害年金の支給要件を満たすことができれば、別傷病で障害年金の認定を得ることができます。

障害年金を受給するために

障害年金の審査は、「しんどい」、「お金に困っている」、「悲しい」等ではなく、あくまで認定基準に該当しているか否かを審査されます。

そのため、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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