叔父が植物状態。障害年金の支給対象となるのでしょうか?

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叔父が植物状態。障害年金の支給対象となるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の叔父は元々難病で生活保護を受けており入院などの費用はかからないのですが、

それ以外でいろいろ入用になるようで、

高額医療費などの手続きをしてもお金がかかっているようでした。

その叔父が植物状態になってしまったのですが、

これは障害年金の支給対象となるのでしょうか?

本回答は2017年7月時点のものです。

 

障害年金において、遷延性植物状態については、

日常生活の用を弁ずることができない状態であると認められるため、

1級と認定されます。

 

遷延性植物状態の障害認定日

障害の程度を認定する時期(障害認定日)は、

  • その障害に至った日から起算して3月を経過した日以後に、医学的観点から、機能回復がほとんど望めないと認められるとき
  • 初診日から起算して1年6月を経過した日

のいずれか早い日となります。

 

ご質問内容から、すでに難病を患っていて植物状態になったものと推察いたします。

障害認定日が経過しているのであれば申請は可能です。

「初診日要件」「保険料納付要件」を確認し、申請をしましょう。

 

「初診日要件」とは

障害の原因となった病気やケガを医者か歯科医師に診てもらった日は、

国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか、

その加入していた制度によって、もらえる年金の種類が決まります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

なお、障害年金と生活保護を二重に受給することはできませんので、ご注意ください。

生活保護と障害年金の関係

生活保護と障害年金の両方の受給権を得られた場合、

障害年金は満額支給され、生活保護費の方が調整を受けることとなります。

生活保護と障害年金は以下のような関係になります。

  • 最低生活費>障害年金の場合、障害年金は満額、最低生活費は障害年金との差額分が支給されます。
  • 最低生活費<障害年金の場合、障害年金は満額、最低生活費は支給されません。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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