厚生年金加入中に新たに病院を受診すれば、障害厚生年金の申請ができるでしょうか。

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厚生年金加入中に新たに病院を受診すれば、障害厚生年金の申請ができるでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は中学生の時から胃腸が弱く、不登校気味でした。

その時は内科で過敏性腸症候群の疑いと言われていたのですが、成長とともに状態は治まっていたので、大学生になる頃には通院はしていませんでした。

現在22歳で、新卒で入社したところなのですが、ストレスとプレッシャーで病気が再発したようで、これから新たに病院を受診する予定です。

今はまだ厚生年金に加入中なので、今度の受診が初診日になって、障害厚生年金が申請できるでしょうか。

ご質問者様の場合、中学生の時に内科で過敏性腸症候群の疑いと言われていた、とのことですので、その時が初診日になる可能性が考えられます。

ただし、その時は過敏性腸症候群の疑いと言われただけで、治療もなく、数回の受診で終了しているケースであれば、その日が初診日とはならない可能性も考えられます。

その場合は、今度の受診が初診日になる可能性も考えられます。

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご質問内容からは具体的な状況がわかりかねますし、今度の受診でどのような診断を受けるかもわかりかねるため、どちらが初診日になるかの判断は致しかねますが、障害年金の申請にあたっては、必ず初診日を特定しなければなりません。

状況等から、どちらかの日を初診日と特定し、次の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

その他の疾患による障害の認定基準について

【1級】

  • 身体の機能に障害又は長期にわたる安静を必要とする症状があり、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
  • 身の回りのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

【2級】

  • 日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

次のいずれかに該当するもの

  • 身の回りのことはある程度できるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
  • 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

【3級】

  • 労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のもの

次のいずれかに該当するもの

  • 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
  • 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。 例えば、軽い家事、事務など

 

なお、今度の受診が初診日となる場合は、障害認定日が到来するのを待って申請をしましょう。

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

(本回答は2022年4月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
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より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
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