不安障害、過敏性腸症候群で障害年金を申請することはできるでしょうか?

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不安障害、過敏性腸症候群で障害年金を申請することはできるでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は現在23歳無職です。

中学生の時にパニック障害を発症し、現在は不安障害、過敏性腸症候群と診断されています。

面識のない人の前では動悸が激しくなり、お腹が痛くなります。

調子が悪い時は外出することができません。

このような状態で障害年金を申請することはできるでしょうか?

本回答は2021年5月現在のものです。

 

ご質問内容からは、過敏性腸症候群の初診日や保険料の納付状況等が分かりかねますが、要件を満たすことができれば、過敏性腸症候群で障害年金を申請することは可能です。

 

障害年金を受給するための3つの要件

  1. 初診日要件…障害の原因となった病気やケガを医者か歯科医師に診てもらった日は、国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか
  2. 保険料納付要件…一定以上の年金保険料を納めているかどうか。
  3. 障害認定日要件…厚生労働省が定めた「障害の基準」を満たしているかどうか

 

仮に、中学生の時から過敏性腸症候群と診断されている場合は、20歳前傷病の障害基礎年金の申請が可能となり、障害の状態が2級以上に該当する場合、受給ができます。

 

20歳前傷病の障害基礎年金とは

先天性の病気などにより20歳前から障害があり、初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。

等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。

※初診日とは、出生直後に、あるいは乳幼児期の健康診断(6ヶ月〜3歳時健診)、または養護学校、更生相談所等の各種検査のいずれかにおいて、医師または歯科医師の診断により、20歳までに障害が確認されている場合や、療育手帳等が交付されている場合を含みます。

<認定基準>

  • 3級…労働に著しい制限があるもの
  • 2級…日常生活に著しい制限があるもの
  • 1級…他人の介助がなければほとんど自分の用事を済ませることができないもの

※症状の重さによって等級が分けられています。

※3級が最も症状が軽く、2級、1級になるにつれて症状が重く、また受給額も多くなります。

※3級は障害厚生年金請求の方のみにある等級です。

 

ご質問内容に、面識のない人の前ではお腹が痛くなる、とありますが、働くことが難しく、日常生活に著しい制限を受けている場合は、2級以上に該当する可能性が考えられます。

上記の要件や認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、パニック障害や不安障害などの神経症にあっては、原則として認定の対象になりません。

神経症の障害年金での取り扱いについて

パニック障害や不安障害などの神経症にあっては、その症状が長時間持続し、一見重症なものであっても、原則として、認定の対象とはなりません。

「神経症にあっては原則として認定対象とならない」とは、その傷病による障害については、それがどのようなものであっても、その状態をもって、障害等級に該当する程度以上の障害の状態にあたるものとはしない、との趣旨となっております。

ただし、その臨床症状から判断して精神病の病態を示しているものについては、統合失調症または気分障害に準じて取り扱うとされ、例外的に認定の対象となります。

 

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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