てんかんで大発作を起こし救急搬送された。障害年金を申請したい。

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てんかんで大発作を起こし救急搬送された。障害年金を申請したい。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

妻がてんかんです。

一昨年、去年と1回ずつ大発作を起こし救急搬送されました。

病院に通って薬も飲んでいますが、最近また大発作を起こしました。

もう一人での外出や家で火を使うこともできません。

障害年金を申請したいと考えていますが、なかなか認可されないと聞きます。

妻も無理でしょうか。

本回答は2015年8月時点のものです。

 

てんかんの障害年金の認定について

障害年金におけるてんかんの認定にあっては、

「発作の回数、重症度+社会活動能力」により審査されます。

 

ご質問内容から大発作が年に1回ほどのペースで起こるとのことですので、

発作回数は以下の基準の3級に該当します。

しかし、てんかんの認定は発作回数のみならず、社会活動能力の損減の程度も重視されます。

ご質問内容からは、社会活動能力の損減の程度はわかりかねますが、

障害年金の申請をしましょう。

 

てんかんの認定基準

【1級】

以下1,2を満たすもの

  1. 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA(意識障害を呈し、状況にそぐわない行動を示す発作)またはB(意識障害の有無を問わず、転倒する発作)が月に1回以上ある。
  2. 常時の援助が必要なもの

【2級】

以下1,2を満たすもの

  1. 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA(意識障害を呈し、状況にそぐわない行動を示す発作)またはB(意識障害の有無を問わず、転倒する発作)が年に2回以上、もしくは、C(意識を失い、行為が途絶するが、倒れない発作)またはD(意識障害はないが、随意運動が失われる発作)が月に1回以上ある。
  2. 日常生活が著しい制限を受けるもの

【3級】

以下1,2を満たすもの

  1. 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA(意識障害を呈し、状況にそぐわない行動を示す発作)またはB(意識障害の有無を問わず、転倒する発作)が年に2回未満、もしくは、C(意識を失い、行為が途絶するが、倒れない発作)またはD(意識障害はないが、随意運動が失われる発作)が月に1回未満ある。
  2. 労働が制限を受けるもの


てんかんでの障害年金の申請について

発症から長期間申請していない場合、初診日の特定と証明が困難となります。

また、てんかんは発作の頻度、重症度のみで障害の状態を認定されるものではないため、

障害等級に該当するか否かの判断、十分な申請書類の作成等に

申請には専門知識が必要となります。

そのため、関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

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