左被殻出血により右半身が麻痺、発話は単語しか話せません。障害年金は発話も申請するべきですか?

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左被殻出血により右半身が麻痺、発話は単語しか話せません。障害年金は発話も申請するべきですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

父が左被殻出血で倒れ、

右半身が麻痺、発話は単語しか話せません。

現在リハビリ施設に入所していますが、

大きな回復は望めないようです。

今後、障害年金を申請したいのですが、

発話についても申請するべきでしょうか?

 

本回答は2015年9月時点のものです。

 

発話についても申請しましょう。

音声又は言語機能の障害と肢体の障害をあわせて申請することで、

併合認定により上位等級に該当する可能性があります。

 

右半身が麻痺とのことですが、

脳梗塞による肢体障害は以下の基準に従って障害の状態を認定されます。

肢体の障害の認定基準について

【1級】

  • 一上肢及び一下肢の用を全く廃したもの
  • 四肢の機能に相当程度の障害を残すもの

【2級】

  • 一上肢及び一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの
  • 四肢に機能障害を残すもの

【3級】

  • 一上肢及び一下肢に機能障害を残すもの

 

音声又は言語機能の障害の各等級に該当する障害の状態は以下の通りです。

音声又は言語機能の障害の認定基準について

【2級】

音声又は言語機能に著しい障害を有するもの。具体的には次のいずれかに該当する程度のものをいいます。

  • ア 音声又は言語を喪失するか、又は音声若しくは言語機能障害のため意思を伝達するために身ぶりや書字等の補助動作を必要とするもの
  • イ 4種の語音のうち3種以上が発音不能又は極めて不明瞭なため、日常会話が誰が聞いても理解できないもの

【3級】

言語の機能に相当程度の障害を残すもの。具体的には、4種の語音のうち、2種が発音不能又は極めて不明瞭なため日常会話が家族は理解できるが、他人は理解できない程度のものをいう。

 

4種の語音とは、次のものをいう。

  • ア 口唇音(ま行音、ぱ行音、ば行音等)
  • イ 歯音、歯茎音(さ行、た行、ら行等)
  • ウ 歯茎硬口蓋音(しゃ、ちゃ、じゃ等)
  • エ 軟口蓋音(か行音、が行音等)

 

また、障害が失語症であった場合は、

  • 単語の呼称
  • 短文の発話
  • 長文の発話
  • 単語の理解
  • 短文の理解
  • 長文の理解

により判断されます。

 

音声又は言語機能の障害、肢体の障害の両方が2級であった場合、

併合により1級となります。

両方について申請しましょう。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

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