障害年金の初診日は20歳を過ぎて本人が告知を受けた日になるのでしょうか?

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障害年金の初診日は20歳を過ぎて本人が告知を受けた日になるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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弟は子供の頃から他の子と違い、普通のことを教えても覚えられず、勝手に人の家に上がり込んだりしてよく怒られていました。

同級生とうまくコミュニケーションが取れず孤立し、長期間不登校でした。

小学生の時から病院には行っていたようですが、本人には病名は告げられませんでした。

自閉スペクトラム症と告知されたのは、弟が20歳を過ぎてからで、精神保健福祉手帳を取得したのも20歳を過ぎてからでした。

この場合、初診日は20歳を過ぎて本人が告知を受けた日になるのでしょうか?

初診日から1年6か月経たないと障害年金の申請はできないのでしょうか?

本回答は2021年4月現在のものです。

 

ご質問内容からは詳細が分かりかねますが、小学生の時から病院には行っていたとのことですので、その時点で発達障害と診断されていたのであれば、小学生の時が初診日になります。

障害認定日は20歳の誕生日ですので、すでに20歳を過ぎているのであれば、申請できる時期は到来済みです。

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

ただし、20歳前傷病の障害基礎年金の障害認定日は、

  • 20歳の誕生日
  • 請求する傷病の初診日から起算して1年6か月を経過した日

のいずれか遅い方となります。

 

ただし、小学生の時は発達障害と診断されず、風邪などの症状のため受診し、20歳を過ぎて初めて発達障害を指摘された場合は、20歳過ぎて受診した日が初診日になります。

初診日から1年6か月経過すれば、障害年金の申請ができるようになります。

 

自閉スペクトラム症などの発達障害については、次の認定基準によって審査されます。

初診日や障害認定日と併せて確認し、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

発達障害の認定について

発達障害については、たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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