先天性の肢体不自由ですが正社員で働いているので、障害年金の受給は難しいでしょうか。

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先天性の肢体不自由ですが正社員で働いているので、障害年金の受給は難しいでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は先天性の肢体不自由で、幼少期から身体障害者手帳2級を交付されています。

現在、障害者枠で正社員で働いており、年収は他の従業員の方と同レベルでいただいています。

この場合は、障害年金の受給は難しいでしょうか。

肢体の障害については、主に筋力や関節可動域などの検査成績や日常生活における動作などから等級が判断され、就労状況については影響しません。

そのため、正社員で働いている場合や年収が他の従業員と同レベルであっても、審査には影響しません。

 

ご質問内容からは具体的な障害の状態がわかりかねますが、例えば脳性麻痺などによって体幹の機能障害がある場合は、次の認定基準によって審査されます。

体幹の機能の障害の認定基準

【1級】

  • 体幹の機能に座っていることができない程度の障害を有するもの。具体的には、腰かけ、正座、あぐら、横座りのいずれもができないもの
  • 体幹の機能に立ち上がることができない程度の障害を有するもの。具体的には、臥位又は座位から自力のみで立ち上がれず、他人、柱、杖、その他の器物の介護または補助によりはじめて立ち上がることができる程度のもの

【2級】

  • 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの。具体的には、室内においては、杖、松葉杖、その他の補助用具を必要とせず、起立移動が可能であるが、野外ではこれらの補助用具の助けを借りる必要がある程度のもの

 

ただし、ご質問者様の場合、20歳前傷病の障害基礎年金の請求になるため、所得制限が設けられています。

20歳前傷病の障害基礎年金とは

先天性の病気などにより20歳前から障害があり、初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。

等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。

※初診日とは、出生直後に、あるいは乳幼児期の健康診断(6ヶ月〜3歳時健診)、または養護学校、更生相談所等の各種検査のいずれかにおいて、医師または歯科医師の診断により、20歳までに障害が確認されている場合や、療育手帳等が交付されている場合を含みます。

 

20歳前傷病の障害基礎年金の所得制限

扶養親族がいない場合、前年の所得額が

  • 4,621,000円を超えると全額支給停止
  • 3,604,000円を超えると年金額の2分の1が支給停止

なお、世帯人数が増加した場合、扶養親族1人につき所得制限額が38万円(※)加算されます。

※対象となる扶養親族が老人控除対象配偶者または老人扶養親族であるときは、1人につき48万円加算。特定扶養親族等であるときは1人につき63万円加算となります。

(支給停止となる期間は、10月から翌年9月までとなります。)

 

(本回答は2022年7月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
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