統合失調症で働いていると、障害年金の更新で等級が下がるのですか?

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統合失調症で働いていると、障害年金の更新で等級が下がるのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

統合失調症と診断されて、障害厚生年金2級を受給して5年になります。

今までずっと具合が悪く、無職の状態でしたが、

昨年の始め頃から少し良くなり、

先月から運良く障害者枠の契約社員の仕事に就く事ができました。

また、今年更新ですが、働いていると年金の等級が下がる可能性が高いと聞いた事があります。

厚生年金が毎月の給与から引かれているので、働いているのが分かるとも聞きましたが、

本当でしょうか?

本回答は2018年2月時点のものです。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

障害年金の更新の際に提出する、障害状態確認届(現況診断書)には、

就労状況について記載する項目があります。

また、厚生年金に加入している場合は、就労していることがわかります。

 

しかし、そのことのみをもって等級が下がるわけではなく、

障害の状態や日常生活状況等を考慮し判断されるため、

減額改定になる場合もありますが、

継続して同じ等級に認定される場合もあります。

 

障害年金の更新の際に就労している場合は、

上記の内容についてしっかり医師に伝え、診断書に記載していただきましょう。

 

なお、統合失調症の認定については、以下の通りです。

 

統合失調症の認定について

統合失調症は、罹患後数年ないし十数年の経過中に症状の好転を見ることもあり、

また、その反面急激に増悪し、その状態を持続することもある。

したがって、統合失調症として認定を行うものに対しては、

発病時からの療養及び症状の経過を十分考慮するものとされています。

 

統合失調症の認定基準

  • 1級…高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの 
  • 3級…残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの

 

障害年金の更新について

実際の状態に変化はないにもかかわらず、

更新時の診断書提出により金額を減らされる、支給停止となることが、

見受けられます。

等級を維持することができるかどうかについての判断には専門知識が必要となります。

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

更新時に支給停止となった場合、審査請求、再審査請求をすることができますが、

1度目に支給停止になると再審査請求で決定が覆るのは14.7%となっています。

慎重に書類をご準備ください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに等級を維持するために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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