統合失調症です。障害年金2級で症状や薬は変わらないけど働いています。障害年金は止められませんか?

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統合失調症です。障害年金2級で症状や薬は変わらないけど働いています。障害年金は止められませんか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

統合失調症です。

障害年金2級をもらっていますが、

バイトを始めました。

103万円以内に収めるつもりですが、

月に8~9万円くらい稼いでいます。

症状や薬は前と変わらないんですが、

障害年金2級はもらい続けられますか?

本回答は2017年10月時点のものです。

 

障害年金の更新では、再度障害の状態について審査されます。

2級の認定基準に該当すると判断された場合、

障害年金2級を受給することができます。

 

統合失調症の認定基準は、以下の通りです。

統合失調症の認定について

統合失調症は、罹患後数年ないし十数年の経過中に症状の好転を見ることもあり、

また、その反面急激に増悪し、その状態を持続することもある。

したがって、統合失調症として認定を行うものに対しては、

発病時からの療養及び症状の経過を十分考慮するものとされています。

 

統合失調症の認定基準

  • 1級…高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの 
  • 3級…残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力は以下のように判断されます。

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

アルバイトを始めたことのみをもって減額改定されるわけではありません。

ただし、総合的に判断した結果、状態が変わったと認定された場合、

等級が変わる可能性も考えられます。

ご質問内容に、症状や薬は前と変わらないとありますので、

更新の際は、その旨をしっかり診断書に記載していただきましょう。

 

障害年金の更新について

実際の状態に変化はないにもかかわらず、

更新時の診断書提出により金額を減らされる、支給停止となることが、

見受けられます。

等級を維持することができるかどうかについての判断には専門知識が必要となります。

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

更新時に支給停止となった場合、審査請求、再審査請求をすることができますが、

1度目に支給停止になると再審査請求で決定が覆るのは14.7%となっています。

慎重に書類をご準備ください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに等級を維持するために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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