両足に人工股関節術を行った場合、障害年金の認定が得られるのでしょうか?

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両足に人工股関節術を行った場合、障害年金の認定が得られるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は40代男性です。

左右大腿骨骨頭壊死で痛みがあり、人工股関節置換術を検討しています。

痛みがひどくて病院に行ったのは3年前ですが、その時に言われたのは、

10年前に腎臓の疾患でステロイドを服用したのが関係していると言われました。

腎臓の治療をしていたのは今から15年ほど前です。

私の場合、どこが初診日になるのでしょうか?

また、20歳の時から家業を手伝っているので、国民年金ですが、

仮に両足に人工股関節術を行った場合、認定が得られるのでしょうか?

本回答は2019年7月現在のものです。

 

大腿骨骨頭壊死症となった原因がステロイド投与である場合、

ステロイド投与を行った腎疾患と、

両側特発性大腿骨骨頭壊死症の間に相当因果関係があるとして、

初診日は、ステロイド投与を行った傷病の初診日となる可能性が考えられます。

 

相当因果関係とは

前の疾病または負傷がなかったならば、

後の疾病が起こらなかったであろうと認められる場合は、

相当因果関係ありと見て前後の傷病を同一傷病として取り扱います。

そのため初診日は、

前の疾病または負傷について初めて医師等の診療を受けた日となります。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

初診日の時点で国民年金に加入していた場合は、障害基礎年金の申請になります。

障害の状態が2級以上に該当すると判断された場合は、認定が得られます。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

 

人工関節をそう入置換したものは、原則として3級と認定されますが、

両下肢それぞれに人工関節を行った場合、2級に認定されることがあります。

 

両下肢に人工骨頭または人工関節をそう入置換した場合

両下肢の3大関節のうち1関節にそれぞれ人工骨頭または人工関節の

そう入置換手術を行った場合の障害認定については、

以下の要件のすべてを満たした場合には、2級以上に認定することとされています。

  1. 立ち上がる、歩く、片足で立つ、階段を登る、階段を下りるなどの日常生活動作が、実用性に乏しいほど制限されていること。例えば、日常生活動作の多くが一人で全くできないか、または必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、非常に困難であること。
  2. 下肢障害の主な原因および程度評価の根拠が、自覚症状としての疼痛のみによるものではなく、医学的、客観的にその障害を生ずるに妥当なものであること。
  3. 下肢の障害の状態が、行動量、気候、季節などの外的要因により一時的に大きく変動するものではなく、永続性を有すること。

 

ご質問者様の場合、障害基礎年金の申請になることが拝察されるため、

障害の状態が2級以上に該当すると判断された場合、認定が得られます。

上記の要件のすべてを満たしているのであれば、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

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