障害基礎年金2級の申請の前に少しだけ働いていたら通らないですか?

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障害基礎年金2級の申請の前に少しだけ働いていたら通らないですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

精神疾患です。

以前に役所の方に障害年金の存在を教えてもらい、申請を考えています。

初診日は10代の時でしたので、障害基礎年金になると思います。

申請時に働いていなかったら2級に該当すると聞いたのですが、

その2か月前に少しだけ働いていたら通らないですか?

その前2年間は働けてません。

今も働くことは勿論、ほぼ布団の上から出られない生活です。

外出に凄い恐怖心があり、人と接することができません。

この状態なら2級に該当しますか?

本回答は2018年4月現在のものです。

 

精神の障害の程度については、働いていなかったら2級に該当する、とは限りません。

精神の障害の認定は、就労の一事によってなされるものではありません。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

障害の状態の基本は、以下の通りです。

障害の状態の基本について

【1級】日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

  • 他人の介助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のもの
  • 身の回りのことはかろうじてできるが、それ以上の活動はできない又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね就床室内に限られるもの

【2級】日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

  • 必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働による収入を得ることができない程度のもの
  • 家庭内の極めて温和な活動(朝食作り、下着程度の洗濯等)はできるが、それ以上の活動はできないもの又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね病棟内に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね家屋内に限られるもの

【3級】

  • 労働が著しい制限を受けるか又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

 

ご質問内容から、2級が認定されるかについては判断いたしかねますが、

働ける状態ではないとのことですので、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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