生活保護費で一人暮らし。障害年金をもらうメリットってあります?

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生活保護費で一人暮らし。障害年金をもらうメリットってあります?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

現在、生活保護費で一人暮らしの生活をしています。

病名は、統合失調症と診断されており、今は、症状は幾らか安定していますが、

社会復帰には、至らない程度です。

先日、役所から障害年金がもらえるという話を聞きました。

ネットで調べたら、もらえる金額は保護費より安いみたいですが、

障害年金をもらうメリットってあります?

本回答は2017年5月時点のものです。

 

障害年金などの公的年金と生活保護は、

生活保障のための所得補償という点では似ているかもしれませんが、

全く異なる制度であり、その性質は大きく違います。

 

障害年金のメリットとしては、次のことが考えられます。

障害年金のメリット

  • 直接の現金給付となるので、経済的な大きな援助
  • 生活保護のような福祉・手当ではないので、資産などの制約は原則としてない
  • 国民年金保険料が払えない場合は、免除制度を利用することが可能
  • 20歳前に傷病を負った人の障害基礎年金は保険料の納付要件が問われない
  • 原則として、どの人でも同じ条件のもと、一律で同じ保障を受けられる、等

 

障害年金の受給額(平成29年)

障害年金の受給額は平成29年現在、以下の通りとなっています。

  • 障害基礎年金1級…年974,100円
  • 障害基礎年金2級…年779,300円
  • 障害厚生年金1級…年974,100円+報酬比例の年金額×1.25
  • 障害厚生年金2級…年779,300円+報酬比例の年金額
  • 障害厚生年金3級…報酬比例の年金額(最低保証額584,500円)

※障害基礎年金の受給権者に加算対象となる子がいる場合、子の加算を受けることができます。

※障害厚生年金1級、2級の受給権者に加算対象となる配偶者がいる場合、配偶者の加給年金を受けることができます。

 

生活保護については、資産や就労の可能性を調査されますが、

障害年金ではそのような調査はされません。

単純に受給額だけを比較するのではなく、

それぞれの特徴を比較して検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、障害年金と生活保護を二重に受給することはできませんので、ご注意ください。

生活保護と障害年金の関係

生活保護と障害年金の両方の受給権を得られた場合、

障害年金は満額支給され、生活保護費の方が調整を受けることとなります。

生活保護と障害年金は以下のような関係になります。

  • 最低生活費>障害年金の場合、障害年金は満額、最低生活費は障害年金との差額分が支給されます。
  • 最低生活費<障害年金の場合、障害年金は満額、最低生活費は支給されません。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。 

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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