知り合いが障害年金をもらいながら働いています。収入がいくら以上になると、ストップされるのでしょうか?

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知り合いが障害年金をもらいながら働いています。収入がいくら以上になると、ストップされるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

知り合いが、20年前に精神疾患にかかり、

一昨年、症状が落ち着いたので、働き始めました。

しかし、その人は、障害年金2級をもらっています。

働きに出ても、障害年金は支払われるのですか?

収入がいくら以上になると、ストップされるのでしょうか?

本回答は2018年4月現在のものです。

 

精神疾患で障害年金の支給を受けている方が就労をしても、

すぐに支給停止になることはありません。

次回更新時に改めて障害の程度について審査されますので、

その時点で症状が軽快し、認定基準に該当しないと判断された場合は、

減額改定もしくは支給停止になる場合があります。

 

障害の状態の基本は、以下の通りです。

障害の状態の基本について

【1級】日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

  • 他人の介助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のもの
  • 身の回りのことはかろうじてできるが、それ以上の活動はできない又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね就床室内に限られるもの

【2級】日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

  • 必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働による収入を得ることができない程度のもの
  • 家庭内の極めて温和な活動(朝食作り、下着程度の洗濯等)はできるが、それ以上の活動はできないもの又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね病棟内に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね家屋内に限られるもの

【3級】

  • 労働が著しい制限を受けるか又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

そのため、働いていても引き続き障害年金が支給される場合もあります。

 

また、障害年金には原則として所得制限はありません。

例外として20歳前傷病の障害基礎年金の場合は、所得制限がありますが、

20歳前傷病の障害基礎年金以外の場合は、

所得によって支給停止になることはありません。

 

20歳前傷病の障害基礎年金の所得制限

扶養親族がいない場合、

  • 所得額4,621,000円を超えると全額支給停止
  • 所得額3,604,000円を超えると年金額の2分の1が支給停止

となります。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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