自閉症と軽度の知的障害で、障害者雇用で仕事をしていますが、障害年金はもらえますか?

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自閉症と軽度の知的障害で、障害者雇用で仕事をしていますが、障害年金はもらえますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は45歳の男性です。一人暮らしです。

実は1年前まで一般の会社で働いていたのですが、周りの人との関わりがうまくいかず、

初めて精神科に行き、自閉症と軽度の知的障害と言われました。

今は別の会社で、障害者雇用で清掃の仕事をしています。

この状態で障害年金をもらうことはできるのでしょうか?

本回答は2020年2月現在のものです。

 

働いていると障害年金がもらえない、ということはありません。

精神障害の方でも、働きながら受給されている事例はあります。

 

精神障害の方が就労している場合、日常生活能力について以下のように判断されます。

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

ご質問者様の場合、障害者雇用で働いているとのことですので、

周りの方に障害の特性を理解していただき、援助や配慮がある場合は、

そのことを考慮され、認定が得られる可能性も考えられます。

ただし、何のサポートもなく、他の従業員と変わらず仕事ができている場合は、

労働能力に支障がないと判断され、認定が得られない事例もあります。

 

障害年金の申請では、就労の一事をもって受給の可否が決まるものではありません。

あくまでも障害の状態の審査を受け、等級が認定されます。

 

ご質問者様の場合、自閉症と軽度の知的障害と診断されているとのことですので、

下記の認定基準によって審査されることが考えられます。

障害の状態が2級以上に該当すると判断された場合、年金が支給されますので、

参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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