中学生になって知的障害と診断されました。障害年金はいつ、どのように手続きをすればいいのでしょうか?

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中学生になって知的障害と診断されました。障害年金はいつ、どのように手続きをすればいいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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息子のことですが、中学生になって初めて知的障害と診断されました。

病院で養護支援学校を勧められたので、そちらへ転入する予定です。

障害年金のことも説明されたのですが、恥ずかしながらよくわかりませんでした。

障害年金はいつ、どのように手続きをすればいいのでしょうか?

本回答は2019年6月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、20歳の誕生日が経過すれば障害年金の申請をすることができます。

 

障害年金は、支給要件を満たし、障害認定日を経過すれば申請が可能となります。

申請の際は診断書や病歴就労状況等申立書などを作成し、提出します。

それらの書類をもとに審査が行なわれ、

認定基準に該当すると判断された場合、年金が支給されます。

 

知的障害と診断されている場合は、20歳前傷病の障害基礎年金の申請となり、

支給要件である「初診日要件」と「保険料納付要件」については問われません。

障害認定日は20歳の誕生日ですので、20歳の誕生日が経過すれば申請が可能となります。

 

20歳前傷病の障害基礎年金とは

先天性の病気などにより20歳前から障害があり、

初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、

障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。

等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。

 

「初診日要件」とは

初診日は、国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか、

その加入していた制度によって、もらえる年金の種類が決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

※初診日とは…障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

「障害認定日要件」とは

障害認定日において、一定以上の障害状態にあるかどうかで判断されます。

20歳前傷病の障害基礎年金の障害認定日は、

  • 20歳の誕生日
  • 請求する傷病の初診日から起算して1年6か月を経過した日

のいずれか遅い方となります。

 

20歳の時点の診断書を取得し、

病歴就労状況等申立書等を作成し提出すれば、手続きは完了です。

障害基礎年金の審査期間は、目安で3か月と言われているため、

3か月程で結果が通知されます。

認定基準に該当すると判断されている場合、年金が支給されます。

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

知的障害については、上記のように日常生活能力等について審査されます。

実際の日常生活状況が正しく診断書に反映されるよう、

今から医師としっかりコミュニケーションを取っておかれることをお勧めします。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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