うつ病と軽度知的障害と診断されています。障害基礎年金をさかのぼって請求できますか?

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うつ病と軽度知的障害と診断されています。障害基礎年金をさかのぼって請求できますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は子供の頃から勉強が苦手で、いじめに遭うこともよくありました。

初めての診察は21歳の時で、心療内科でうつ病と診断されました。

30歳の時に別の病院で軽度知的障害と診断され、療育手帳をもらいました。

障害基礎年金を申請したいのですが、5年間さかのぼって請求できますか?

本回答は2019年3月現在のものです。

 

障害年金において、さかのぼって請求することを遡及請求といいます。

遡及請求とは

遡及請求とは、障害認定日に障害等級に該当しているが、

知らなかったなどの理由で、障害認定日から1年以上経過して請求するものです。

障害認定日から3か月以内の診断書を取得することができれば、

遡及請求を行うことができます。

 

ご質問者様の場合、21歳の時に初めて受診し、うつ病と診断されていますが、

30歳の時に知的障害と診断されており、双方は同一疾病と扱われるため、

初診日は出生日になり、障害認定日は20歳の誕生日になります。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

20歳前傷病の障害基礎年金の障害認定日

20歳前傷病の障害基礎年金の障害認定日は、

  • 20歳の誕生日
  • 請求する傷病の初診日から起算して1年6か月を経過した日

のいずれか遅い方となります。

 

20歳の時点では受診していないことが拝察されるため、

障害認定日時点の診断書を取得することができず、遡及請求は難しいことが考えられます。

 

なお、現時点で受診している場合は、事後重症請求が可能です。

下記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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