障害基礎年金の申請で不支給でしたが、もう一度申請することはできるでしょうか?

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障害基礎年金の申請で不支給でしたが、もう一度申請することはできるでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は現在32歳無職女性です。

10年前の22歳の時から適応障害で精神科を受診しています。

当時は大学生だったのですが、23歳で就職して病状が悪化し、双極性障害になりました。

休職中で、初診から1年半経っていたので障害基礎年金の申請をしたのですが、2級に該当しないため不支給でした。

休職中でも給料が支給されていたから不支給になったのでしょうか?

思い返すと、その頃は摂食障害もあり、食べては吐くを繰り返して、睡眠薬を飲んでも眠れない日が続いていました。オーバードーズもありました。

今からそのことをもう一度書いて、もう一度申請することはできるでしょうか?

障害認定日請求をして不支給となり、そのまま何もせず審査請求ができる期限(3か月)を経過している場合は、不支給決定が確定しているため、再度障害認定日請求をすることはできません。

ご質問者様の場合も、障害認定日請求をして不支給となり、すでに3か月以上経過していることが拝察されるため、障害認定日時点では不支給が確定しています。

もう一度障害認定日請求をすることはできません。

ただし、事後重症請求は可能です。

 

障害認定日請求とは

障害認定日時点での診断書を取得し、請求することを障害認定日請求といいます。

※障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

審査請求、再審査請求とは

決定に不服があるときは、その決定があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内に、文書または口頭で審査請求をすることができます。

審査請求の決定に対してさらに不服があるときは、決定書の謄本が送付された日の翌日から起算して2か月以内に、再審査請求をすることができます。

 

事後重症請求とは

障害認定日に、障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

 

現在も双極性障害の治療を続け、労働や日常生活に支障をきたしている場合は、障害基礎年金が受給できる可能性が考えられます。

次の認定基準を参考にしていただき、事後重症請求をご検討されてはいかがでしょうか。

 

双極性障害の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

(本回答は2021年8月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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