双極性障害と診断されたときを初診として障害基礎年金の申請すればよいのでしょうか?

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双極性障害と診断されたときを初診として障害基礎年金の申請すればよいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は35歳の時にうつ病と診断され、10年間精神科でお世話になったのですが、あまりいい医師ではなく、薬ばかり出されて話を聞いてくれなかったので、45歳の時に今の精神科に移りました。

現在は双極性障害と診断され、薬の量も内容もすっかり変わっています。

前の診断は誤診だったのではないかと思います。

障害基礎年金の申請を検討しているのですが、双極性障害と診断されたときを初診として申請すればよいのでしょうか?

ご質問者様の場合、初診日は双極性障害と診断されたときではなく、うつ病のために初めて医療機関を受診した日になります。

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

初診日の時点で国民年金に加入し、保険料納付要件を満たしている場合は、障害基礎年金の申請が可能となります。

保険料納付要件とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

※ただし、20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、納付要件はありません。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

双極性障害などの気分障害は、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものであるため、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮し、認定されます。

障害基礎年金の申請では、1級もしくは2級に該当する場合受給が可能となります。

次の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

双極性障害の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

(本回答は2022年2月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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