障害年金の初診日の証明書になるものはもらっておいた方がよいのでしょうか?

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障害年金の初診日の証明書になるものはもらっておいた方がよいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は現在40代男性、うつ病のため精神科に通院しています。

初診日は10年前になりますが、その後、病院を転々としています。

障害基礎年金の申請にあたって、最初と2番目にカルテは残ってないけれど、データが残っていたようで、初診日は教えてもらえました。 

受診状況等証明書は書けないが、初診日の証明書になるものを病院が出せますよとおっしゃって頂きました。

この場合、その証明書はもらっておいた方がよいのでしょうか?

病院が発行できるという初診日の証明書は、ぜひもらっておきましょう。

 

初診日の証明は、障害年金の申請においては非常に重要なものとなります。

時期が古くてカルテが残っていない場合でも、初診日を合理的に推定できるような一定の書類により、本人が申し立てた日を初診日と認められる場合があります。

具体的に、次の場合には、審査の上、本人の申し立てた初診日が認められます。

  1. 初診日について第三者(隣人、友人、民生委員など)が証明する書類があり、他にも参考資料が提出された場合
  2. 初診日が一定の期間にあることを示す参考資料が提出され、保険料納付要件など一定の条件を満たしている場合

※第三者(三親等以内の親族は認められません)による確認項目は、以下の通りです。

  • 発症から初診日までの症状の経過
  • 初診日頃における日常生活上の支障度合い
  • 医療機関の受診契機
  • 医師からの療養の指示など受診時の状況
  • 初診日頃の受診状況を知り得た状況 など

 

ご質問者様の場合、以前通っていた病院にカルテはないが初診日は分かるとのことですが、カルテがなくても、サマリーが残っていたり入院データが残っていたりする場合はあります。

ご質問内容からはどのような資料から初診日がわかったのかはわかりかねますが、病院が発行できるという初診日の証明書によって、受診状況等証明書と同等の資料として、初診日が認められる可能性が考えられます。

ぜひ取得し、申請の際に添付しましょう。

 

なお、うつ病の認定基準は次の通りです。

障害基礎年金の申請では、1級もしくは2級に相当する場合、受給が可能となります。

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

(本回答は2022年4月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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