初診日以前の未納期間の保険料を納付しました。障害年金の納付要件は満たすのでしょうか?

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初診日以前の未納期間の保険料を納付しました。障害年金の納付要件は満たすのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

息子は現在35歳ですが、2年前に初めて知的障害と診断されました。

それまで通院したことはなく、障害年金のことも知りませんでした。

役所で障害年金のことを知り、

初診日以前に長期間にわたって未納期間があったので、

過去に遡ってすべて納付しました。

この場合、 保険料の納付要件は満たすのでしょうか?

本回答は2018年1月現在のものです。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

知的障害の場合、初診日は出生日になりますので、

保険料納付要件は問われません。

保険料の未納期間があっても保険料納付要件は問われません。

 

なお、知的障害以外の障害の場合は、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日が初診日となります。

初診日以降に、未納期間の保険料を遡って納付しても、

保険料の納付要件を満たすことにはなりません。

 

息子様の場合、

障害の程度が認定基準に該当している場合は、

障害年金が受給できる可能性が考えられます。

下記の認定基準を参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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