初診日は4歳なので障害基礎年金の申請になりますか?

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初診日は4歳なので障害基礎年金の申請になりますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は4歳の頃から気管支喘息のため通院をしています。

現在は27歳で、週3日のパートをしています。

今は主人の扶養に入っていますが、自分で厚生年金に加入していた時期もあります。

それでも障害基礎年金の申請になりますか?

認定されても働いているので3級になるため不支給になるのでしょうか?

本回答は2018年1月時点のものです。

 

ご質問内容から、初診日は4歳の頃になることが考えられます。

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

初診日の時点で、20歳前の国民年金未加入期間中であれば、

20歳前傷病の障害基礎年金の申請になります。

途中に厚生年金加入期間があっても、障害厚生年金の申請にはなりません。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

 

障害基礎年金の申請で、

障害の状態が3級以下に相当する場合は不支給となりますが、

働いていると必ずしも3級になるとは限りません。

飽くまでも、障害の状態について審査されます。

 

慢性気管支喘息の認定については、以下の通りです。

 

慢性気管支喘息の認定について

慢性気管支喘息については、症状が安定している時期においての症状の程度、

使用する薬剤、酸素療法の有無、検査所見、具体的な日常生活状況等を把握して、

総合的に認定することとされています。

 

各等級に相当する障害の状態は以下の通りです。

慢性気管支喘息の認定基準

【1級】

  1. 最大限の薬物療法を行っても発作強度が大発作となり、無症状の期間がない。
  2. 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  3. 予測肺活量 1 秒率が高度異常(測定不能を含む)、かつ、動脈血ガス分析値が高度異常で常に在宅酸素療法を必要とするもの

【2級】

  1. 呼吸困難を常に認める。
  2. 常時とは限らないが、酸素療法を必要とする。
  3. 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
  4. プレドニゾロンに換算して1日10mg相当以上の連用、又は5mg相当以上の連用と吸入ステロイド高用量の連用を必要とするもの

【3級】

  1. 喘鳴や呼吸困難を週 1 回以上認める。
  2. 非継続的なステロイド薬の使用を必要とする場合がある。
  3. 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。
  4. 吸入ステロイド中用量以上及び長期管理薬を追加薬として2剤以上の連用を必要とし、かつ、短時間作用性吸入β2刺激薬頓用を少なくとも週に 1 回以上必要とするもの

 

上記の症状は、的確な喘息治療を行い、

なおもその症状を示すものであることとされています。

 

ご質問内容からは、検査成績、日常生活状況等の詳細がわかりかねますので、

障害等級に該当するかについては判断いたしかねますが、

きちんとした治療を受けているにもかかわらず、

2級以上の症状に該当するのであれば、受給の可能性も考えられます。

上記の認定基準を参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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