傷病手当金をもらっているので、障害年金はさかのぼって請求しない方がいいでしょうか?

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傷病手当金をもらっているので、障害年金はさかのぼって請求しない方がいいでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は5年前からうつ病を診断されており、

最初の1年6か月の間は傷病手当金をいただきながら休職しておりました。

一旦職場復帰したのですが、続けることができず、昨年退職しました。

収入がないため障害年金の請求を考えているのですが、

障害年金はさかのぼって請求すると傷病手当金を返還しないといけないとありました。

私の場合、さかのぼって請求しない方がいいでしょうか?

本回答は2019年9月現在のものです。

 

障害認定日時点の診断書を取得することができるのであれば、

さかのぼって障害年金を請求することをお勧めします。

 

ご質問内容にもあるように、

傷病手当金の受給期間と障害厚生年金の受給期間が重なる場合は、

併給調整を受けることになります。

 

障害厚生年金と傷病手当金の併給調整について

同一傷病について、

障害厚生年金を受給している期間と傷病手当金を受給している期間が重なっている場合、

傷病手当金について減額調整されます。

  • 傷病手当金>障害厚生年金の場合、傷病手当金は差額分が支給されます。
  • 傷病手当金<障害厚生年金の場合、傷病手当金は支給されません。

※別傷病の場合は調整されません。また障害基礎年金のみの場合も調整は行われません。

 

ご質問者様の場合も、障害年金が遡って認定された場合は、

重なっている期間について傷病手当金の返還を求められます。

しかし、重なっていない期間については、そのまま手元に残ります。

 

ご質問内容から、重なっていない期間の方が長いことが拝察されるため、

障害認定日時点の診断書を取得することができるのであれば、

さかのぼって請求することをお勧めします。

 

さかのぼって請求(遡及請求)するためには、

障害認定日時点の診断書と請求日時点の診断書が必要となります。

障害認定日の時点で、障害等級に該当すると判断された場合は、

障害認定日に遡って受給権が発生し、障害年金が支給されます。

 

遡及請求とは

遡及請求とは、障害認定日に障害等級に該当しているが、

知らなかったなどの理由で、障害認定日から1年以上経過して請求するものです。

障害認定日から3か月以内の診断書を取得することができれば、

遡及請求を行うことができます。

 

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

上記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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