人工関節は障害厚生年金3級がもらえるそうですが、任意継続中でももらうことはできますか?

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人工関節は障害厚生年金3級がもらえるそうですが、任意継続中でももらうことはできますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は40歳の時に独立しようと思い、長年勤めた会社を退職しました。

開業の準備が整うまで、前の会社で任意継続をしてもらっていたのですが、その期間中に事故にあい、左足を骨折しました。

骨折は治りましたが状態は良くならず、今度人工関節術を受けることになりました。

人工関節は障害厚生年金3級がもらえるそうですが、私の場合、もらうことはできますか?

本回答は2020年3月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、障害厚生年金3級はもらえないでしょう。

ご質問内容にもあるように、人工関節をそう入置換したものについては、原則として3級と認定されます。

3級は厚生年金にしかない等級のため、障害厚生年金の請求であれば認定を得ることができますが、障害基礎年金の請求では、認定を得ることはできません。

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご質問者様の場合、任意継続期間中に事故にあったとのことですが、任意継続とは、健康保険のことであり、厚生年金に任意継続はありません。

国民年金の被保険者となります。

任意継続中に初診日があるということは、障害基礎年金の請求になるということですので、障害の状態が3級相当では認定を得ることはできないということになります。

 

なお、障害基礎年金の請求の場合、2級以上に該当すると判断された場合支給されます。

下記の認定基準を参考にしていただき、2級に相当する程度であれば申請をご検討されてはいかがでしょうか。

一下肢の機能障害の認定基準

【2級】

  • 一下肢の3大関節中いずれか2関節以上の関節が全く用を廃したもの

具体的には、一下肢の3大関節中いずれか2関節以上の関節が、

  1. 不良肢位で強直しているもの
  2. 関節の他動可動域が、健側の他動可動域の2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの
  3. 筋力が著減または消失しているもの

のいずれかに該当する程度のものをいいます。

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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