父が糖尿病による壊死により、右足の膝下から切断。障害年金の認定の対象にはならないのでしょうか?

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父が糖尿病による壊死により、右足の膝下から切断。障害年金の認定の対象にはならないのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の父(62歳)が糖尿病による壊死により、先月右足の膝下から切断しました。

何年も入退院を繰り返しているため働けず、60歳から年金を繰上げて受け取っています。

この場合、父は障害年金の認定の対象にはならないのでしょうか?

本回答は2018年5月現在のものです。

 

老齢基礎年金を繰り上げ受給した場合、

障害年金の事後重症請求ができなくなり、障害認定日請求のみ可能となります。

 

事後重症請求とは

傷病により障害の状態にあるものが、

障害認定日(原則として初診日から1年6月経過した日)において

障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、

その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、

65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

 

障害認定日請求とは

初診日から1年6ヶ月経過した日、又は、

それ以前に傷病が治癒した日である障害認定日時点での診断書を取得し、

請求することを障害認定日請求といいます。

 

お父さまの場合、糖尿病による壊死により右足の膝下から切断したとのことですので、

糖尿病と右下肢の欠損障害については因果関係があり、

初診日は糖尿病のため初めて医療機関を受診した日になることが考えられます。

障害認定日の時点で障害等級に該当している場合は、

障害認定日請求で認定が得られる可能性が考えられます。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

障害認定日とは

障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  1. 初診日から起算して1年6月を経過した日
  2. 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

糖尿病の認定基準は、以下の通りです。

糖尿病の認定基準

以下のすべてを満たすものについて、3級に認定されます。

  • 90日以上のインスリン治療を行っている
  • Cペプチド値、重症低血糖、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群のいずれかが一定の程度
  • 日常生活の制限が一定の程度

症状、検査成績および具体的な日常生活状況等によっては、

さらに上位等級に認定されることも考えられます。

 

ただし公的年金では、一人一年金が原則です。

原則として、老齢年金と障害年金の両方の受給権が得られた場合は、

どちらか一方を選択することになります。

 

障害年金は非課税所得となりますが、老齢年金は課税対象となっています。

障害年金は原則として有期認定のため、1〜5年ごとに更新の手続きが必要ですが、

老齢年金にはそのような手続きはありません。

 

これらのことを踏まえ、障害年金の申請について検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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