友人が学習障害。心療内科では障害年金の診断書は書けないと追い返されました。

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友人が学習障害。心療内科では障害年金の診断書は書けないと追い返されました。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

友人に学習障害を持つ方がいます。障害者枠で働いて3年ほどです。

母親と暮らしていましたが、去年亡くなったため一人暮らしで生活が苦しいようです。

障害年金がもらえると聞き、心療内科で診断書を依頼したところ、

心療内科では診断書は書けないと追い返されたそうです。

家族に同伴してもらえなければ出せないともいわれました。

私は他人ですが、同伴して書いてもらうことはできるのでしょうか?

 

本回答は2017年7月時点のものです。

 

障害年金においては、学習障害は発達障害の一種とされています。

学習障害も障害年金の対象となっております。

 

学習障害の認定について

社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

  • 1級…社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの
  • 3級…社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

医師が診断書は書けないと言う理由は分かりかねますが、

学習障害も障害年金の支給対象となっています。

支給要件を満たすことができれば受給することが可能です。

また、就労していることで受給が難しいと考えておられる場合もありますが、

就労していても受給の可能性は考えられます。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

上記のことを医師にもご理解いただき、診断書を作成していただきましょう。

他人が同伴して書いてもらえるかについては、

直接医師にお尋ねください。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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