障害年金の申請を検討しているのですが、初診日は10代の時になるのでしょうか?

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障害年金の申請を検討しているのですが、初診日は10代の時になるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は10代の時にパニック障害のような症状を引き起こしていたのですが、その時は病名もあまり知られていなかったため心臓発作と言われ、パニック障害などの診断はされませんでした。

それからは体調の良くない日が続いていましたが原因が分からず、30歳の時に初めてパニック障害とうつ病と診断されました。

現在40歳でパートで働いていますが、休むことも多く収入も不安定です。

障害年金の申請を検討しているのですが、初診日は10代の時になるのでしょうか?

それとも、30歳の時は厚生年金に加入していたので、その時を初診日として申請することはできますか?

10代の時は心臓発作と言われ、特にパニック障害の治療などを行わず、精神科に通院することもなかったのであれば、10代の時の受診は初診日とはならないでしょう。

パニック障害とうつ病のために初めて医療機関を受診した日が30歳の時であれば、その日が初診日となります。

初診日の時点で厚生年金に加入している場合は、障害厚生年金の申請が可能となります。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

※症状の重さによって等級が分けられています。

※3級が最も症状が軽く、2級、1級になるにつれて症状が重く、また受給額も多くなります。

 

パニック障害などの神経症にあっては、原則として障害年金の対象にはなりませんが、うつ病は対象となっています。

次の認定基準に該当する程度であれば受給が可能となります。

参考にしていただき、障害厚生年金の申請についてご検討されてはいかがでしょうか。

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

(本回答は2022年4月現在のものです。)

障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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