アルバイトで年金額より収入が多いと、障害基礎年金の更新は難しいのでしょうか?

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アルバイトで年金額より収入が多いと、障害基礎年金の更新は難しいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は双極性障害で20歳前の障害基礎年金2級をいただいています。

今度アルバイトをすることになり、ひと月に8万円くらいになるのですが、

障害基礎年金を超える金額だと更新が難しいと主治医に言われました。

アルバイトで年金額より収入が多いと、更新は難しいのでしょうか?

もし更新ができなかった場合は、退職した後またいただけるのでしょうか?

本回答は2019年9月現在のものです。

 

20歳前傷病の障害基礎年金を受けている方には所得制限がありますが、

ひと月8万円程度の収入であれば、下記の金額を超えることはないでしょう。

 

20歳前傷病の障害基礎年金の所得制限

扶養親族がいない場合、

  • 所得額4,621,000円を超えると全額支給停止
  • 所得額3,604,000円を超えると年金額の2分の1が支給停止

なお、世帯人数が増加した場合、扶養親族1人につき所得制限額が38万円(※)加算されます。

※対象となる扶養親族が老人控除対象配偶者または老人扶養親族であるときは、1人につき48万円加算。特定扶養親族等であるときは1人につき63万円加算となります。

 

更新の際に8万円程度のアルバイト収入があっても、

所得制限により支給停止になることはありませんが、

アルバイト収入があることで労働能力が十分にあり、

認定基準に該当しなくなったと判断された場合は、

更新の際に支給停止になる場合があります。

 

双極性障害の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

更新の際にアルバイトをしている場合は、

就労状況等についてしっかり記載する必要があるでしょう。

 

なお、更新で支給停止となった後に仕事を辞め、

再び障害年金を受けられる程度になったときは、

支給停止事由消滅届を提出することにより、支給が再開を求めることができます。

これは退職したからもらえる、というものではなく、

新たに現在の状態を記載した診断書により、現在の状態について審査を受け、

等級に該当すると判断された場合、今後、支給が再開されるものとなっています。

 

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