アルバイトができていたことを書くと、障害基礎年金2級は受給できないのでしょうか?

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アルバイトができていたことを書くと、障害基礎年金2級は受給できないのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私はADHDで、二次障害として強迫性障害と統合失調症と診断されています。

半年前まではアルバイトができていましたが、アルバイトをすると、

ストレスから物を壊したり家族や恋人に暴力、暴言を吐いたりしてしまうため、

続けられない状態です。今は失業中です。

主治医から障害基礎年金2級が受給できると聞き、申請の準備をしていますが、

病歴就労状況等申立書にアルバイトのことは書かない方がいいのでしょうか?

アルバイトができていたことを書くと、障害基礎年金2級は受給できないのでしょうか?

 

本回答は2018年9月現在のものです。

 

病歴・就労状況等申立書にアルバイトができていたことを書くと、

障害基礎年金2級の受給ができない、ということはありません。

 

また、ご質問者様の場合、

アルバイトをすることにより症状が悪化し、続けられないとのことですので、

その旨を記載するとよいでしょう。

 

障害年金の認定に当たっては、障害の状態について審査し、

認定基準に該当しているかについて判断されます。

過去にアルバイトをしていたことのみをもって不支給となるものではありません。

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断については、以下の通りです。

 

精神障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

強迫性障害などの神経症にあっては、原則として認定の対象とはなりませんが、

ADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害や統合失調症は、認定の対象となっています。

それぞれの認定基準は、以下の通りです。

参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

統合失調症の認定について

統合失調症は、罹患後数年ないし十数年の経過中に症状の好転を見ることもあり、

また、その反面急激に増悪し、その状態を持続することもあります。

したがって、統合失調症として認定を行うものに対しては、

発病時からの療養及び症状の経過を十分考慮するものとされています。

 

統合失調症の認定基準

  • 1級…高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの 
  • 3級…残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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