国民年金が10年分未納であることが解りました。障害年金の申請は不可能でしょうか?

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国民年金が10年分未納であることが解りました。障害年金の申請は不可能でしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

大学卒業後就職し勤続約10年頃、

パニック障害や不安神経症、うつ病と診断され、休職後職を失いました。

その後10年間症状は改善せず、一人での外出も出来ず通院さえ出来ていません。

最近になって国民年金が10年分未納であることが解りました。

これからの分は免除の申請をする予定ですが、

過去の分を追加で納めることは困難です。

これでは障害年金の申請は不可能でしょうか?

本回答は2018年4月現在のものです。

 

障害年金申請において、

保険料の納付状況が問われるのは「初診日」の時点であり、

申請日の時点ではありません。

申請日の時点で未納であっても、支給要件には問われません。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

ご質問内容からは具体的な初診日が分かりかねますが、

厚生年金に数年間加入したのちに初めて受診しているのであれば、

保険料納付要件は満たしている可能性が考えられます。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

初診日を特定し、納付状況を確認しましょう。

 

パニック障害や不安神経症などの神経症にあっては、

原則として障害年金の認定の対象とされていませんが、

うつ病は認定の対象となっています。

認定基準を以下に記載いたしますので、参考にしていただき、

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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