父は聴覚障害で手帳4級の認定を受けていますが、障害年金の受給は可能でしょうか?

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父は聴覚障害で手帳4級の認定を受けていますが、障害年金の受給は可能でしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の父は幼少期から聴覚が悪く、15歳の時に障害者手帳4級の認定を受けています。

現在59歳でまもなく定年退職を控えているのですが、退職金はなく、

退職後はわずかな老齢年金のみの収入になります。

障害年金が受給できれば老後も少しは安心なのですが、

障害者手帳4級でも受給は可能でしょうか?

本回答は2020年1月現在のものです。

 

ご質問内容からは、具体的な聴力レベルが分かりかねますが、

障害者手帳4級の聴力レベルでは、障害基礎年金の認定を得ることは難しいでしょう。

 

身体障害者手帳4級の障害の程度は、

  • 両耳の聴力レベルがそれぞれ80デシベル以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
  • 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50パーセント以下のもの

とされています。

これは、障害年金の認定基準の3級に相当します。

 

一方、お父さまは15歳の時に認定を受けていることから、

障害基礎年金の請求となることが拝察され、

障害の状態が、障害認定基準の2級以上に相当しないと認定を得ることができません。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

 

聴覚障害の認定基準

【1級】

  • 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの

【2級】

  • 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

【3級】

  • 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの

 

以上のことから、障害者手帳4級の聴力レベルでは、

障害基礎年金の認定を得ることは難しいことが考えられます。

 

ただし、手帳が4級であっても、実際の聴力レベルが2級以上に相当する場合は、

認定が得られる可能性が考えられます。

 

まずは現在の検査成績を確認されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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